を体、を(相異なる)変数、をの次基本対称式とする。
本稿で示したい定理は以下である。
[定理]
有理対称式は基本対称式の有理式で表せる
これは以下の補題を認めればガロアの基本定理より(有理対称式全体)であるから主張が従う。
[補題]
有理対称式の定義
に対しての自己同型を
と定めることによりは以下のような単射準同型を引き起こす。
これによりとを同一視することでとみなせる(<は部分群の意味)。こうしたときに有理対称式とは任意のに対してを満たすものとして定義できる。
を体、を(相異なる)変数、をの次基本対称式とする。
本稿で示したい定理は以下である。
[定理]
有理対称式は基本対称式の有理式で表せる
これは以下の補題を認めればガロアの基本定理より(有理対称式全体)であるから主張が従う。
[補題]
に対しての自己同型を
と定めることによりは以下のような単射準同型を引き起こす。
これによりとを同一視することでとみなせる(<は部分群の意味)。こうしたときに有理対称式とは任意のに対してを満たすものとして定義できる。